• Aluk Todolo & Der Blutharsch and the infinite church of the leading hand-a collaboration

フランス産ノイズ/Drone/ロックとドイツ産エレクトロニカ/ノイズアーティストによる
コラボLP、2011年作。メンバーがやっているドイツのWKNよりリリースされた。


ズモズモ重苦しく、ミステリアスに鳴らされるリフ・アルペジオトレモロ
ゆったりと鳴らされるエレクロトニカ的打込みドラムと人力ドラム、
薄気味悪いオルガン風キーボード、語り等が絡む。


いつものAluk Todoloとは路線に変化が見られ、
ノイジーに歪めたリフは若干クリアになり、コラボ相手の打込みや語り、
キーボード等を引き立てるような音使いをしている。
とはいえ、不穏で神秘的な雰囲気溢れる反復リフは健在。
キーボードや語りが入ったことにより、神秘的な雰囲気が強くなっているか。
この神秘的且つ不穏な空気はBlutAusNord辺りにも近い。
ノイジーさが薄れているので、今までの作品の中では聴きやすい部類だと思う。


そんなわけで、「Symbols」あたりのノイジーさ控えめな作品が
好みであったり、上に挙げたような不穏なブラックメタル
初期Earthのような重苦しいDoom/Drone等が好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。


関連:
http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20110513
http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20100420

http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20090716

http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20090403

http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20080115

http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20080109