hellkult2009-05-27

ウィスキー

  • Kilchoman Miniature Bottle(x3)


アイラ島に2005年にできた
かなり若い蒸留所からのミニチュアボトル(各50ml)。
ラベルに書いてあるとおり、左から1ヵ月、
1年、2年熟成物。加水やカラーリングもされていない。

  • 1ヵ月(63.5度)

色は薄い黄金色だが、ほとんど透明に近い。
香りは非常にスモーキー・ピーティでヨード香も強い。
味は若くて刺々しい味とでも言えば良かろうか。
ただ、バニラ・フルーツのような甘さも薄ら顔を出す。
余韻は煙な風味が広がり非常に長い。
Laphloaigのカスク、またはCaol Ilaに近い。

  • 1年(63度)

色は黄金色で、1ヵ月物と比べ大分濃くなった(それでも薄めだが)。
香りは1ヵ月物と比べると甘さが強く出、華やかな香り。
口に含むとヨード香・煙香が口いっぱいに広がり、アイラな自己主張。
ただ、口あたりがまろやかになり、角が取れた感じがする。
LaphloaigとLagavulin16年の間と言った感じか。

  • 2年(62度)

色は薄めの黄金色で、1年物とあまり変わらない。
香りは若干甘さが増した感じだろうか。
煙・ピート・ヨード香のバランスが一番良く、3つの中で一番飲みやすい。
煙な余韻の中にも甘さが適度に。
Lagavulinに近いだろうか。


アイラものの多くは、スモーキーでしっかりしている味わいが多いが、
この酒も例に漏れずかなりがっしりした感じ。
特に全体のバランスが良い2年物は気に入った。
今年は3年熟成物が発売されるらしいので、今から楽しみだ(買えればだが)。