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- Heimdalls Wacht - Ut de graute olle Tied - Deel I
ドイツ産ブラックメタル、2008年作。
ドイツのChristhuntよりリリースされた。
寒々しく、哀愁漂うメロウなトレモロリフ、アコギ、
カタカタ緩急つけて進むドラム、
ギャアギャアドイツ語で絶叫するVo、クリーンVo、
鳥の囀り、虫・狼の鳴き声、雷雨SE等が絡む。
同じドイツのOdalやAaskereia等を彷彿とさせる
メロウなトレモロ満載のブラックメタルをやっている。
また、AaskereiaやBrocken Moonのような
クリーンVoが時折入っており、こちらも良いアクセント。
ただこちらのクリーンVoは、「オ〜オ〜」と歌い上げるところもあり、
ペイガン臭も感じられる。
Odalばりに寒々しく・哀愁のあるトレモロ・リフを鳴らし、
ギャアギャアガナリと若干悲しげにも聴こえるクリーンVoを
絡ませて進む13分の大作、「Ut De Graute Olle Tied」は特にツボ。
そんなわけで、前作が好みならもちろん、
OdalやAaskereia等のメロウなドイツブラックメタルが
好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。