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Istoriya: Best of the Ukrainians

イギリス産民族調パンクロックのベスト盤。
The Wedding Presentというロックバンドに在籍していた
Peter Solowka氏が始めたバンドらしい。

上記のバンド時代からUkrainian John Peel Sessionsというウクライナ民謡アルバムを
企画し出していることからも、彼のウクライナに対する愛がわかりますな。
で、本腰入れてつくってしまったバンドがこれ。
どうやら、Swoloka氏の親がウクライナ系らしく、そこに影響を受けているようだ。
なので、イギリス出身バンドだが、The Ukrainiansということである。

音は、ウクライナ民謡をパンキッシュに変化させたような曲やロック調の曲、
純粋に民謡っぽい曲など。
全編に、マリンバやバラライカ、アコーディオン等が導入されている。
マリンバやバラライカ、アコーディオンを絡ませながらの楽曲は牧歌的でもあり、
且つどこか哀愁も感じさせ、素晴らしい。
言語は当然全編ウクライナ語。
民族音楽ブラック好きにも楽しめるんではないか。
ちなみに、ピストルズのAnarchy In The U.Kのウクライナ語カヴァーも有り。
これも、バラライカ等を絡ませ、民族色を導入してのカヴァーでおもしろい。

北欧、東欧の言語の語感や民族音楽を個人的に気に入っているので、
このような作品はかなりツボだ。