• Aragon - Torn by the Devil

ポーランドブラックメタル
元は2012年にポーランドのPutrid CultからTapeリリースされたが、
2013年に2012年に行われたライブ音源を入れてCD化。
元Kriegsmaschineのメンバーなどが絡んでいる。


ジリジリ粗い音質でズンズンと刻まれるリフ、勢い良いイカレギターソロ、
基本ブラスト全開Rawな音質で暴れまくるドラム、
低音咆哮〜絶叫する邪悪Vo等が絡む。


非常にRawな音質で爆走するブラックメタルを展開。
全体的に音質がRawな事もあってか、尋常でない邪悪さと格好良さを備えている。
特に疾走時のドラムは速さ・暴虐さ・音質が理想的で悶絶。
寒々しいトレモロはほとんどなく、Voも低音が多いので、
ノルウェーなどの寒々しいブラックと言うよりも、War系Blackやデスメタル
方面が好きな人の方が楽しめるのではないだろうか。
一聴した時の印象としては、初期のKriegやAmptator 、
RawになったArchgoatといったイメージが頭に浮かんだ。


ちなみにライブも本編同様、若干ドラムの音圧は下がったものの
大暴れしており格好良し。本編と同様程度の収録時間なのもお得感がある。
ライブラストを飾る、オリジナルとは全く違う、ブラスト暴走しまくった
Sodom 「Outbreak of Evil」カバーも非常格好良く、素敵。


そんなわけで、上記したような爆走ブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。