■ - （FUTANARIイイ(・∀・)！）酒くれ日記(Sakekureイイ！(・∀・)）

Satyricon - Satyricon

ノルウェー産ブラックメタル、2013年作。
写真はボーナス3曲が入り世界先行発売もされた日本盤。
1349のメンバーなどが絡んでいる。

ドロドロ湿り気のあるダークでメロウ・荘厳、そして適度にノリ良く
ポップささえ感じさせるリフ、アルペジオ、
じっとりとスローミドル主体で叩かれるドラム（稀に疾走もする）、
粘り気をもちながら歌詞も割とはっきりと発声されている
ノルウェー語・英語ガナリVo、クリーンVo、語り、うっすらキーボード等が絡む。

路線としては『Volcano』から見られるような、
疾走感は排除し、ダークで適度にポップ・ノリの良い
リフを取り入れた、スロー・ミドル主体のブラックメタルを展開。
前作、前々作よりも湿ってドロリとしたダークなリフが増えただろうか。
ダークなリフとノルウェー語が絡む「Tro og kraft」、
ロックンロール色あるノリの良いリフが絡んだ「Nekrohaven」、
ゲストクリーンVo（ノルウェーでは有名らしい）をゲストに招いた
「Phoenix」等、アルバム中もバラエティ豊かな構成になっており、
飽きずに聴きとおすことができた。

ボーナス曲に関しては、recording session mixやdeeper low mixなどと言った
本編収録曲が入っているのだが、正直音質の違いは対してないので、
ファンでなければボーナス無しの輸入盤でもいいかもしれない。

そんなわけで、『Volcano』以降の彼らの作品が好みであれば、
本作も問題なく楽しめるのではなかろうか。
なんだかんだ現在の彼らのような路線のバンドはあまり思いつかないので、
この路線でこれからも頑張っていってほしいと思う。
（まあRebel Extravaganzaのような路線を出してくれてもそれはそれで喜ばしい）