• Alienante Damnation - Le Chantre du Charnier

ベルギー産デス/ブラックメタル、2012年作。
フランスのArs Funebris Recordsよりリリースされた。
Crux Dissimulata、Goatholocaust、Lüger等のメンバーが絡んでいる。


攻撃的・スラッシーに勢い良く刻まれるリフ、トレモロ
ズドドドドとテンション高く鳴らされるドラム(恐らく打ち込み)、
ウゲウゲウギャウギャ吐き出されるフランス語ガナリVo等が絡む。


メンバーが参加している(War路線)ブラックは、
ドRawなドラムやVoが特徴的であったが、
本作ではモタツク人力ドラムでなく
安定し疾走感ある打ち込みドラム(ただそこまで違和感は無い)、
丁度よいVo・ギター音質で進むカッチリしたWarBlackを展開している。
テンション高く刻まれるVo、リフが非常に暑苦しく格好良い。
路線としては東南アジア・南米系、Impietyや
中期GoatPenis等に近い路線と言えるだろうか。
どの曲も2分程度でかっ飛ばしていくので暑苦しいながらもくどくない。


そんなわけで、Crux Dissimulata、Goatholocaust、Lüger等の
彼が関連する生々しいブラックを期待すると若干
肩透かしを食らうかもしれないが、上に挙げたような
スラッシュ・デス色の強い暑苦しいブラックが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。