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密告者ステラ ~ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女

第二次大戦期ナチス側につき、抵抗者やユダヤ人狩りから逃れた
人々をゲシュタポに密告し収容所へ向かわせた、あるユダヤ人女性の記録。
（ナチ側も自身の命と他人の命を秤にかけるという究極の選択をさせている）
同胞が同胞を密告する（あるいはせざるを得ない）という話は、
強制収容所、ユダヤ人狩り言及時には必ずでる話題ではあるが、
それを行った一人の人物に焦点を当てている本は珍しいので、興味深く読めた。
そして自分だったらどうするか？という答えに窮する問いを読後強く意識させる。