■ - （FUTANARIイイ(・∀・)！）酒くれ日記(Sakekureイイ！(・∀・)）

Njiqahdda - and One by One Crept Silently to Rest

アメリカ産アンビエント/ポストブラックメタル、2011年EP。

寒々しく掻き鳴らされるトレモロ・リフ、不穏攻撃的にズンズンと刻むリフ、アルペジオ、
緩急つけてベシベシ鳴らされるドラム、呪詛のように響き渡るガナリVo、
神秘的・気だるげに歌い上げるクリーンVo、靄がかったキーボード・ピアノ等が絡む。

ここ最近の彼らの音源は、シューゲイザー要素のある空間的音使いの
ブラックメタルを展開していたのだが、本作ではまた路線を変更し、
展開をコロコロ変えるギターが印象的なプログレッシヴな方向へと進化している。
空間的な音使いも減退し、リフを前面にだした音作り。
とはいえ、ここ最近の路線にも通じる、儚く神秘的なアルペジオリフ等は健在。
独特の靄の先から歌い上げるようなVoは変更なし。
このプログレッシヴな変化は、後期Emperor等にも通じるものがあろうか。
若干インダストリアル要素もあるものの、神秘的空気はNegura Bunget辺りにも
通じるものがあるだろうか（プログレ的部分も含め）。