■ - （FUTANARIイイ(・∀・)！）酒くれ日記(Sakekureイイ！(・∀・)）

The Last Knell - Aon Vmbra Genesis

チリ産ブラックメタル、2011年作。
韓国のMisanthropic Art Productionsより666枚リリースされた。
Animus Mortisのメンバー等が絡んでいる。

寒々しく薄ら儚げ、不穏に掻き鳴らされるトレモロ・リフ、アルペジオ、
緩急つけてドコドコ叩かれるドラム、
ウギャウギャガナリVo等が絡む。

過去の音源は聴いた事がないので分からないが、
関連のAnimus Mortisを彷彿とさせる、
邪悪で寒々しい、フランス産辺りを彷彿とさせる
ブラックメタルを展開している。
特にミドル時に聴かれる不穏なアルペジオ・リフ等は、
3rd以降のDeathspellOmega辺りをも彷彿とさせ、素敵。
Animus Mortisの寒々しさ+DeathspellOmegaを代表としたフランスブラック
とでも言えばよかろうか。
他には、初期Glorior Belli辺りに近いか。

そんなわけで、Animus Mortisが好みであればもちろん、
上に挙げたような、フランス産ブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。

NKVD – Vlast

フランス産インダストリアルブラックメタル、2011年作。
フランスのThose Opposed Recordsよりリリースされた。

暗く不穏に、寒々しく掻き鳴らされるトレモロ・リフ、アルペジオ、
高速で打込まれるドラム、ゆっくりと吐き出される中音域ガナリ・呪詛Vo、
重苦しく被さるキーボード、シュプレヒコール・演説・ノイズSE等が絡む。

基本前作の流れを汲んだ、暗く不穏な雰囲気の上に
高速ドラムがかっ飛ばす、サイバーなブラックメタルを展開している。
以前のレーベル繋がりから、Drastus辺りを彷彿とさせるだろうか。
低く被さるキーボードも重苦しく、不安感を煽ってくる。

そんなわけで、以前の作品が好みであればもちろん、
上に挙げたようなバンド、Black Lodge、Blut Aus Nord辺りの
ブラックメタルが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。