• Putrid - Mountain of Megiddo

ペルー産スラッシュ/デス/ブラックメタル、2011年DemoTape。
ペルーのPentagram Recordsよりリリースされた。
Flagelum Dei等のメンバーが絡んでいる。


ささくれだったズンズン刻みリフ、トレモロ
テンション高いソロ、ペコペコ緩急つけて叩かれるドラム、
ウギャウギャ苦しげにガナルVo等が絡む。


ブラックメタルというよりも限りなくスラッシュに近い
刻みリフ、オールドスクールデスなズンズンリフを
主体に進む楽曲を展開している。
南米らしい荒々しく勢いが感じられる音質が素敵。
似た路線としては、同じくペルーの(初期)Anal Vomit、
レーベル繋がりのHadez、Nahual、チリの(初期)Ammit辺りか。
他にも初期Sodom、初期Sepultura等の雰囲気が。


そんなわけで、上に挙げたような南米物や、
Rawなスラッシュ/デス/ブラックが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。


  • Garden of Grief/Nightforest – Split

オーストリアアンビエント/ブラックメタルSplitCDR、2010年作。
ドイツのDer neue Wegより100枚リリースされた。

  • Garden of Grief

神秘的で寂しげ、寒々しいトレモロ・リフ、アルペジオ、哀愁ソロ、
緩急つけてドコドコ進むRawドラム、
ウギャウギャガナル・クリーンVo、雷雨・風、人の声・剣の音、
松明の燃えるSE、笛等が絡む。


今までの作品も時折Nargarothなトレモロを聴く事が出来たが、
本作もNargarothライクな、寒々しく湿り気のあるブラックメタルを展開している。
リフもそうだが、松明や雷雨SE等の取り入れ方が『Herbstleyd』の頃の
Nargarothを彷彿とさせる。
こちらは、時折湿り気のある歌やソロも披露するのが個性か。
そんなわけで、NargarothやKarg辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。

  • Nightforest

寒々しく哀愁漂わせ掻き鳴らされるトレモロ・リフ、アコギ、
ベチベチ緩急つけて鳴らされるドラム、
ウギャウギャガナルVo、語りVo、ピアノ、
風・鳥の鳴き声SE等が絡む。


こちらも前半は、Nargarothの1stや『Rasluka』辺りに
強い影響を受けたかのような、寒々しく湿り気満載な
ブラックメタルを展開している。
後半は神秘的なリフや語り主体の音源になるところが個性か。
ブラックメタルパートは若干少ないが、それ以外の場所でも
Nargaroth辺りを彷彿とさせる哀愁の感じられるリフが入っている。
音質は若干悪め。


そんなわけで、どちらもNargaroth作品やKarg作品等が
好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。