■ - （FUTANARIイイ(・∀・)！）酒くれ日記(Sakekureイイ！(・∀・)）

Clandestine Blaze - Falling Monuments

フィンランド産プリミティブブラックメタル、2010年作。
フィンランドの（本人の）Northern Heritageよりリリースされた。
DeathspellOmega等に参加し、エロも大好きなMikkoさんが絡んでいる。

凍てつくような寒々しいトレモロ、適度に陰鬱なトレモロ・リフ、
ズンズンと鳴らされるリフ、ソロ、バコバコ緩急つけて叩かれるドラム、
中音域で汚く・邪悪にガナル・悲痛Vo等が絡む。

今までの作品よりも音圧が上がり、音質もクリアになったせいもあってか、
寒々しさがいつも以上に感じられる作品となっている。
とはいえ、基本的流れはDarkthrone3部からの影響を多大に受け、
そこへ若干の陰鬱さを取り込んだスタイルで安心の出来。
寒々しさと適度な悲しさ・哀愁が丁度良い良い塩梅、
そしてそこへ被さる極悪Voが素敵。

フィンランドというと若干のノリノリさ、哀愁漂うリフといったイメージ
（Horna、SatanicWarmaster周辺）があるのだが、
Clandestine Blazeの場合、あまりそういった感じがしない。
出身国を聞かされないと、フランスやノルウェー産といってしまいそうだ。
（まあ、実際フランスのバンドにも参加はしているが）

そんなわけで、『Deliverers of Faith』以後の寒々しさ、陰鬱さが
合わさったような作品が好みであったり、Mare、Celestia辺りの
ノルウェー、フランス産部アックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。