■ - （FUTANARIイイ(・∀・)！）酒くれ日記(Sakekureイイ！(・∀・)）

Bethlehem – Stonkfitzchen

ドイツ産鬱系ブラックメタル/ロック、2010年EP。
アメリカのRed Streamよりリリースされた。
ShiningのKvarforth、Silencerの元ドラム等が絡んでいる。

気だるく陰鬱・ドゥーミィーに刻まれるリフ、ソロ、
陰鬱で儚げに掻き鳴らされるトレモロ、アルペジオ、
ミドル主体でボコボコ叩かれるドラム（疾走もある）、
苦しみ呻く、恨みを込めたかのようなガナリ・クリーンVo、
ミステリアスなピアノ・キーボード等が絡む。

一度はダークなロック、インダストリアルへと傾倒した彼らだが、
『A Sacrificial〜』『SUiZiD』同様、陰鬱、儚くミステリアスな
展開で進む、鬱ロックとブラックメタルが良い塩梅に混ざった音を展開している。
暗めの音もそうだが、そこへ被さるKvarforthの負の感情を
これでもかと込めたVoが合わさり、非常に格好良し。
EP扱いらしいが、収録時間も30分近く、満足。

そんなわけで、Splitを含め最近の彼等の作品が好みであったり、
Apati、（最近の）Shining、Lifelover、Havarax辺りの
鬱系ブラックメタル/ロック等が好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。