■ - （FUTANARIイイ(・∀・)！）酒くれ日記(Sakekureイイ！(・∀・)）

Dub Buk - Mertvy soromu ne imut

ウクライナ産NSブラックメタル、2010年作。
ポーランドのEastsideからリリースされた。
Thunderkraftや元Nokturnal Mortumのメンバー等が絡んでいる。

ズンズンと勇壮に、スラッシーに刻まれるリフ、ソロ、トレモロ、
ミドル主体（疾走もある）でボコボコ鳴るドラム、
力強く中音域でガナルVo、
若干ペイガンな雰囲気漂う薄ら被さるキーボード、
ウニョウニョインダストリアルなキーボード等が絡む。

Ingvarが抜けた影響だろうか、
初期から中期Nokturnal Mortum、Lucifugum辺りを彷彿とさせた
シンフォニック、メロディックな今までの路線から変化が見られ、
ザクザク刻まれるリフが印象的なブラックメタルとなっている。
ザクザク刻まれるリフは前作でも聴かれたが、それをより推し進めている。
キラキラしていたキーボードは前作のようなウニョウニョであったり、
アトモスフェリックな使い方が部分部分でされているものの、前面には出ていない。
民族臭のある展開は、「Batko Klatv」ぐらいか。

そんなわけで、メロディックでシンフォニックな音を期待して聴くと
肩透かしかもしれないが、前作のザクザクしたスラッシーリフや、
Lucifugumの『Stigma Egoism』辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。