• Honos Aquilae/Wschod - Foedus Aurae Libertatis

フランス産とポーランド産によるプリミティブブラックメタルSplit、2010年Tape。
ポーランドのStrigoi RecsとWerewolf Promotionより214本リリースされた。
前者はSvart Hat、Gladsheimのメンバーが、
後者はWings of Warのメンバーが絡んでいる。

  • Honos Aquilae

寒々しく適度に儚げなトレモロリフ、
緩急つけてボトボト鳴らされる打込みドラム、
ウギャウギャガナルVo等が絡む。


基本は前作の流れを汲んだ、チリチリジリジリノイジーな音質で
掻き鳴らされる寒々しいメロウなリフが素敵な
プリミティブブラックメタルをやっている。
2Bass時の打込みドラムが若干割れ気味で耳障りではあるが、
相変わらずの寒々しさ。
似た路線を挙げるとすれば、関連Gladsheim、同じくフランスKrisallnacht、
フィンランドのBaptism、ドイツの初期Odal辺りだろうか。

  • Wschod

寒々しく哀愁を感じさせるトレモロリフ、
ボコボコ緩急つけて鳴らされるドラム、
ドスの利いたポーランド語ガナリVo等が絡む。


今までの作品を踏襲した、寒々しい展開と
『O Dumie, Sile i Ogniu』で聴かれた若干NSブラックぽさが
漂う力強いポーランド語Vo等が絡むRawなブラックメタルをやっている。
同じくポーランド産だと、シンフォニックさを無くしたSwastykaと言った感じか。


そんなわけで、どちらのバンドも前作や上記したようなバンドが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。


関連:
http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20070427
http://d.hatena.ne.jp/hellkult/20070107