• Essenz - KVIITIIVZ - Beschwörung des Unaussprechlichen

ドイツ産Doom/ブラックメタル、2010年作。
ドイツのAmor Fati Productionsよりリリースされた。


ズンズンと重くミステリアスに鳴らされるリフ、
ロックなノリで鳴らされるリフ、
ズッシリミドル〜2ビート等を混ぜて響くドラム、
中音域でガナルドイツ語Vo、語り、低めVo等が絡む。


2ビート疾走ブラックメタル展開あり、
ズッシリ進むCatedral辺りを彷彿とさせるDoom/ロックあり、
暗いFuneralDoom調の楽曲ありと、ヴァラエティ豊か。
さらにはカヴァーでJhon Cageの[4‘33]をトリビュートするという
一筋縄ではいかないようなバンドだ。
色々な要素が入っているのに、散漫になった印象はなく、
アルバム一枚を聴きとおせる。
これは合間合間に入るDrone/リフインストが緩衝になっているのだろう。


そんなわけで、前作が好みであればもちろん、Abusus、UrnaやNortt、
Simple Existenz辺りが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。