• Nartvind - Mist

ベルギー産プリミティブブラックメタル、2010年2曲入りTape。
ベルギーのAntihumanismより250本リリースされた。
Eole Noirのメンバー等が絡んでいる。


ミニマルに薄ら悲しく寒々しげに掻き鳴らされるトレモロ・リフ、
2ビート主体でRaw、ミニマルに叩かれるドラム、
ウギャウギャガナルVo等が絡む。


路線は前作同様、ミニマルに寒々しく、そしてRawに進む
プリミティブブラックメタル
この寒々しさと薄ら漂う悲しげなリフは、
フィンランド産辺りをも彷彿とさせる。


そんなわけで、前作が好みであればもちろん、
HornaやCosmic Church辺りのフィンランドブラックメタルや、
オーストラリアのPestilential Shadows辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。

  • Ignis Gehenna - Revelations of Sinister Rebirth

オーストラリア産ブラックメタル、2010年EP。
韓国のMisanthropic Art Productionsよりリリースされた。
Erebus Enthronedのメンバーが絡んでいる。


ザラついた音質で邪悪・荘厳に掻き鳴らされるトレモロ・リフ、
不穏なアルペジオ、緩急つけて叩かれるドラム、
中音域でガナルVo、合間に挟まれる不気味なダークアンビエント等が絡む。


NED辺りを彷彿とさせる邪悪さ漂うジャケットからも
想像できるとおり、フランスやスウェーデンな雰囲気が
強く漂う、ブラックメタルを展開している。
バンドで例えるならば、スウェーデンのOfermod、Mortuus、Ondskapt、
フランスのDeathspellOmega辺りに近いだろうか。
邪悪で不穏なトレモロ・リフと、同じく邪悪なガナリが格好良し。


そんなわけで、上記に挙げたような暗く邪悪な雰囲気漂うブラックメタルバンド他、
関連バンドのErebus Enthroned、Satanic Propagandaリリース作品、KBM、Drastus、
Chainerdog辺りが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。
曲展開が非常にツボなので、アルバムも楽しみだ。