• Hordagaard - Visions From The Other Side

ノルウェー産プリミティブブラックメタル、2010年作。
メキシコのAzermedoth Recordsよりリリースされた。


チリチリジリジリした音質で鳴らされる
勇壮・ペイガンなリフ、寒々しいトレモロ
ミドル主体でペコペコ進むドラム、
中音域でギャアギャアガナル・男らしいクリーンVo等が絡む。


相変わらずチリチリしたアングラの極みのような音質、
ペイガンなリフ、Darkthrone辺りのトレモロ
邪悪なガナリやクリーンVoを混ぜて進むプリブラをやっている。
アルバムの中で3部に分かれており(1-3、4-6、7-10)、
前半は勇壮パート、後半につれDarkthrone辺りを彷彿とさせる
寒々しいパートになっていく。
勇壮パートもGorgorothぽくあって格好良いが、
特に後半の寒々しいトレモロ満載パートが格好良し。


そんなわけで、『Made in Norway』『My Glory for Satan』、
Darkthrone、Gorgoroth辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。

  • The Royal Arch Blaspheme - The Royal Arch Blaspheme

アメリカ産ブラックメタル、2010年作。
アメリカのHells Headbangersよりリリースされた。
写真は100枚ピクチャーLP盤。
Krieg、Profanaticaのメンバーが絡んでいる。


ミニマルで邪悪極まりないトレモロ・リフ、
同じくミニマル気味にペチペチ叩かれるドラム、
悪意の塊のようなドスの利いたガナリVo等が絡む。


Profanaticaや初期Bathory等を彷彿とさせる、
邪悪でミニマル・スラッシーなブラックメタルをやっている。
ImperialのVoもドスの利いた相変わらずのガナリを利かせ、
John Gelsoの作る邪悪の極みのようなリフと合わないわけがない。
またProfanaticaよりも若干展開がミニマルで、独特な陶酔感が。


そんなわけで、関連Profanaticaや初期Havohej等の邪悪音源が
好みであれば、本作も間違いなく楽しめるだろう一枚。