• Kawir - To Uranus

ギリシアブラックメタル、2010年作。
新曲3曲と過去音源3曲を収録したもの。
フランスのThose Opposed Recordsよりリリースされた。


ペイガンな雰囲気、寒々しく哀愁漂うトレモロ・リフ、
緩急つけてバコバコ進むドラム、
神秘的なキーボード、中音域でガナルVo等が絡む。


新曲の方は『Ophiolatreia』路線の、
神秘的な雰囲気と哀愁漂う雰囲気漂うブラックメタルを、
過去音源は、呪術的怪しさと神秘的雰囲気が
感じられるブラックメタルをやっている。
特に3つの新曲は、前作の哀愁メロが好みだった自分としては、
非常に気にいった。パコパコ疾走するドラムの音も気持ち良い。


過去音源に関しては、「Sinn」を除くと『Dei Kabeiroi』で
聴けるため、若干物足りなさもあるが、新曲の3つの出来が良いため、
『Ophiolatreia』が好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。