• Moloch - Depressive Visionen eines sterbenden Horizonts

ウクライナ産鬱・アンビエントブラックメタル、2010年作。
箱の中に、Tape2つと缶バッチ等が入っている。
自身のDepressive Illusions Recordsより7缶リリースされた。
内容は、2008から2009年のリハーサル、2009から2010年のプロモ音源。

  • Promo 2009-2010

ジリジリとした音質でズンズンと陰鬱に、ゆったりと鳴らされるリフ、アルペジオ
ボコボコスロー・ミドル中心で鳴らされるドラム、
苦悶し泣き喚く鬱Vo、暗く低音で被さるキーボード、
暗く不穏・神秘的なキーボードインスト、ピアノインスト、雷雨・風のSE等が絡む。


泣き喚くVoとゆったり暗く進むリフ等で進む鬱ブラックメタル路線と、
雷雨SEに暗く不穏、そして神秘的キーボードやピアノが鳴るアンビエント路線を収録。
どちらもこちらの気分を沈ませるには最適の鬱音源で、素敵。
特に、B面の「Meine einsame Essenz fliegt zu den Sternen」で聴ける、
暗く鳴り響くピアノとキーボードによるアンビエントは、非常にツボ。

  • Rehearsal 2008-2009

冷たく、暗く、神秘的に鳴り響くキーボードインスト音源。
Vinterriketのアンビエント辺りが好みであれば、
本作も楽しめるだろう作品。


そんなわけで、彼の作品で「Ruf Aus Dem」「Give Wotan At Mine Kirkr Var Braendt」
「My Cold Essence is Slowly Dying」「On the Stub of Fate New Life will not Grow」
「Morast」「Die alte Essenz einer inzwischen toten Welt」「Microcosmos」
「Herbsttravrigkeit In Der Dunkelheit Eines Leeren Firmaments」や、
上で挙げたVinterriketのアンビエント作品等が好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。