• Slavland - Lechita

ポーランド産ペイガンブラックメタル、2009年作。
ポーランドのEastside Recordsよりリリースされた。


寒々しく、ペイガンな雰囲気感じさせるトレモロ・リフ、
メタルなソロ、アコギ(ビヨーンビヨーンもあるでよ)、
緩急つけてベチベチ進むドラム、
中音域ガナルポーランド語Vo・語り、クリーンVo、
ピーヒョロロー笛・バグパイプ等が絡む。


哀愁漂うトレモロ、ペイガンなリフ、ピーヒョロローが混じる、
メロウなブラックメタルをやっている。
Voも若干似ているが、Nokturnal MortumのNechirist以降の影響を感じさせる音。
他にも、Kroda、Velimor辺りのウクライナやロシアのバンド近いだろうか。
どの曲にも良いタイミングでバグパイプ等の笛が絡み、悶絶。
リフも以前より哀愁あるメタルなソロを入れており、よりメロウに。
特に、疾走〜笛入り〜しっとりギターソロへと進む「Wataha」は素晴らしい。
アルバムを締めくくる、ブラックメタルなリフやガナリ一切無し、
アコギと笛・バグパイク、クリーンVoのみで進む完全民謡「Kupalny Wieczor」も素敵。


そんなわけで、今までの作品が好みであったり、
Nokturnal Mortum、Kroda、Temnozor、Velimor等、
笛入りロシア・ウクライナブラックメタルが好みであれば、
本作も間違いなく楽しめるだろう作品。