• Bauda - Oniirica

チリ産Folk/Shoegazer、2009年作。
中国のPest Productionsよりリリースされた。
写真はDVDR等が付いたヴァージョン40枚。


物悲しく湿ったトレモロ・リフ、アルペジオ、アコギ、
ミドルで入るドラム、神秘的で柔らかいキーボード、
郷愁を誘うフルート等が絡む。


チリと言うと暑苦しいスラッシュ/ブラックメタルなイメージが浮かぶが、
本作はOctober FallsやNeun Welten等を彷彿とさせる、
柔らかく、物悲しい雰囲気溢れる音や
ジャリジャリした音質で顔を出すShogazer/ブラック/ロックな展開の
AlcestやAmesoeursぽさを感じさせる音を出している。
シューゲイザー・ブラック的リフとアコギ、神秘的キーボード、
そしてフルートが混ざり合う大作「Purpura」は特にお気に入り。


全編Shogazer(ブラック)/Folkな感じで進むインストとなっているため、
ブラックメタル的ガナリも聴きたい方には物足りないかもしれないが、
上記したようなバンドや『The World Comes to an End in the End of a Journey』に
収録されていたようなバンドが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。


またDVDRには物悲しい音に、山の映像や森の映像等が絡む作品。