• Drowning the Light - The Fading Rays Of The Sun

オーストラリア産プリミティブ・鬱ブラックメタル、2009年MCD。
つい最近Avantgardeから出たと思えば、
今度はドイツのObscure Abhorrence Productionsよりリリース。
Dark AdversaryのAzgorhが絡んでいる。


ジャリジャリ・割れ気味音質で寒々しく・寂しげ・悲しげに
掻き鳴らされるトレモロアルペジオ
ボコボコとRawに進むドラム、
中音域でガナルVo、悲しげに被さるキーボード等が絡む。


Avantgardeからの『An Alignment of Dead Stars』は、
SatanicWarmaster臭のするリフもあったが、
本作ではほぼ全て物悲しいトレモロリフ展開で進み、
非常に鬱々としたブラックメタルをやっている。
靄がかった寂しく、悲しげなキーボードも良い味を出している。


遅めの2ビート・スロードラムに、
寂しげな砂嵐トレモロアルペジオ、同じく寂しげキーボード、
ウギャウギャVoが絡んだ「The Fading Rays Of The Sun」は特にツボ。


3曲がブラックメタル曲、1曲が物悲しいクリーンギター、
キーボード等が絡むインスト曲という事で(4曲でTotal:約23分)、
若干物足りなさはあるが、『United by Iron Will』、「Sacrifice for the Darkness」、
『Of Celtic Blood And Satanic Pride』、『To The End Of Time』、
Nihasa、Eternum等が好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。