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- V/A - The World comes to an end in the end of a journey
中国のPestProより2009年にリリースされた、
Shoegazer系ブラックメタルバンドコンピCD。
順番は右記のとおり(x〜は曲数)、Ethereal Beauty(US)-(x2)、
Shyy(BRA)-(x2)、Heretoir(GER) -(x2)、Soliness(GER)-(x2)、
Dernier Martyr(RUS)-(x3)、Dopamine(CHN)-(x1)
- Ethereal Beauty
しっとり、儚く鳴らされるトレモロ、アルペジオ、
ロックなノリで叩かれるミドルドラムが絡むインスト。
「The Sun Shines Tomorrow」2:30秒ぐらいから鳴らされる儚げリフは特に悶絶。
- Shyy
悲しげに鳴らされるトレモロ、ロックなリフ、
適度にノックなノリでミドルで叩かれるドラム、
遠くで鳴る嘆きガナリVo等が絡む。
- Heretoir
湿り気を帯びたアコギ、儚さ漂うトレモロ、アルペジオ、
ミドル主体で進むドラム、遠くから聴こえる嘆きガナリVoが絡む。
ゆったり弾かれるアコギの上に泣き声が被さる
「Trummerwelten」は癒し+絶望といった感じで素敵。
- Soliness
希望と儚さが感じられるリフ、アルペジオ、
寒々しげなトレモロ、ミドル・ブラスト等で進むドラム、
泣きガナリVo、クリーンVo等が絡む。
「Longing for」はインスト音源となっており、もろShoegazer。
「Skygaze」はロックなリズムに2ビート疾走、泣き喚きVo等も絡ませた
鬱ブラックメタル+Shoegazer。
- Dernier Martyr
ザラついた音質で掻き鳴らされる儚く寒々しいトレモロ、アルペジオ、
ミドルや2ビートを絡ませて進むドラム、
嘆きガナリVo等が絡む。
3曲全て嘆きガナリや2ビート疾走等が絡み、
本収録バンドの中では一番ブラックメタルな要素が強いか。
(それでもインストで聴けばShoegazer寄りだが)
- Dopamine
儚く物悲しいトレモロ、アルペジオ、
ロックなリズムを絡ませミドル(一応ブラストもある)で進むドラム、
泣き喚きVo等が絡む。
開始2分まではしっとりと、そして儚げなトレモロ等が絡むインストだと
思っていたのだが、ここから感情を爆発させた泣きVoと、
ブラスト疾走が入り、驚かされる。
しっとりShoegazerとブラックメタル的暴走が交互に来る展開で素敵。
どの曲も儚く胸が締め付けられる・涙腺直撃トレモロ・リフ満載のShoegazerブラック。
まあバンドによってはブラックと言うよりもShoegazerそのものというのもあるが、
(Ethereal Beautyは特にそうだ。)
AlcestやAmesoeurs、Lifelover辺りが好みであれば、本作も楽しめるだろう一枚。