• Drowning the Light/Evil - A Reflection of the Past - Where the Sun was never born

前者オーストラリア産、後者ブラジル産NS/プリミティブブラックメタル、2009年作。
ブラジルのHammer Of Damnationよりリリースされた。

  • Drowning the Light

寒々しく、哀愁漂うトレモロ・リフ、
Raw音質ボコボコミドル主体ドラム、
ウギャウギャガナルVo等が絡む。


適度にフィンランド産的ズンズンリフを入れ、
物悲しげ、メロウに進むトレモロが印象的なブラック。
最近の彼の作風として、鬱路線と
SatanicWarmaster的なメロウで寒々しい路線があるが、
本作は後者の路線に近いだろうか。
Empire Of TharaphitaとのSplitや、
『Nine Years Nine Month』辺りに近い感じ

  • Evil

ジリジリジャリジャリした音質で奏でられる寒々しいトレモロ
ポカポカ緩急つけて叩かれるドラム、
マイク近めなウギャウギャガナルVo等が絡む。


こちらもSatanic WarmasterのWerewolf Recordsからリリースのあるとおり、
若干フィンランド産な雰囲気を持つプリブラをやっている。
ただ、こちらはDrowning the Lightよりメロウなリフは抑えられ、
寒々しくミニマルな展開。Darkthrone4th的な雰囲気も。
また、「Wolf’s Blood」等では Paganな雰囲気もある。


Evilの音源はあまり持っておらず
(『Hammerstorm』、『German-Southern Brotherhood』『Black Metal Holocaust』、
『Chaos to Unleash a New Age』程度)、Drowning the Light目的で買ったのだが、
Evilも中々で、Satanic WarmasterやBilskirnir辺りが、
Drowning the LightもSatanicWarmaster辺りが好みであれば、
楽しめるのではなかろうか。