• The Beast of the Apocalypse - A Voice from the Four Horns of the Golden Altar

オランダ産プリミティブブラックメタル、2009年作。
カナダのTranscendental Creationsよりリリースされた。


ジャリジャリズモズモノイジーな音質で奏でられる
オドロオドロしくドゥーミィー、オールドスクールトレモロ・リフ、
2ビートやスロー・ミドル等を交えて進むドラム、
遠で響く低〜中音ガナリVo、不気味なキーボード、宗教色のあるSE等が絡む。


アートワークに同じくオランダのノイズ/Drone/Doom/Blackの
Gnaw Their Tonguesが絡んでおり、
繋がり・影響を受けているのかしらないが、ノイジーさはそれに似ている。
また、バックで鳴る暗く不気味なキーボードも彼の作品を彷彿と。
ただ、あちらと比べ轟音・実験色は無く、特に疾走時は
ノイジーなBeastcraftと言った感じで、ノルウェイジャンな雰囲気漂う音を出している。
ノイジーな音質も邪悪さをより際立たせているというかなんというか。
De Magia Veterum(キーボード・オドロオドロパート)+Beastcraft(疾走時)+
Myspaceで影響を受けたバンドとされている)Beherit(若干の汚さ)とでも言えばよかろうか。


そんなわけで、Beastcraftよりドゥーミィーパートが多いものの、
その辺りが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。