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- Drowning the Light - A Pact with Madness
オーストラリア産プリミティブブラックメタル、2009年LP。
ドイツのObscure Abhorrenceよりリリースされた。
写真は、ロゴメタルピンの付いたDie Hard Edition222枚盤。
こんなのが付いてくる。
Nekros ManteiaのメンバーらしいPoltergeistがVoとドラム、
Azgorhがその他と言った構成。
物悲しげで寒々しさ溢れるトレモロ・リフ、アルペジオ、
時折2ビート疾走も入るが、基本ベチコンベチコンとミドル中心で進むドラム、
若干嘆くかのようなガナリVo、
合間合間に挟まれるダークアンビエント等が絡む。
Voが鬱系ブラックメタルのメンバーと言うこともあってか、
所々で嘆き悲しむかのようなガナリVoを聴かせている。
さらにリフもそれに合わせて悲しげとなっており、
メランコリック分増量中と言った感じだろうか。
Satanic Warmaster1st+鬱ブラックメタルと言った印象。
音質はSatanic Warmaster1st等を彷彿とさせ、
Rawで悪い部類だが、いつもよりは良い気もする。
そんなわけで、Empire Of TharaphitaとのSplitで聴ける
スロー・ミドルパートや『The Blood of the Ancients』、
『Through the Noose of Existance』、
そしてSatanic WarmasterやBaptizm辺りの
フィンランド産ブラックメタルが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。