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- Idisenfluch - Trostlos: Gefangen in der Leere
ドイツ産鬱系ブラックメタル、2009年DemoCDR。
ドイツのBlack Devastation Recordsより200枚。
寒々しく悲愴感溢れるトレモロ・リフ、
ミドル主体でドコドコ進んでいくドラム(時折2ビート疾走も)、
ドイツ語で泣き喚くVo、薄ら被さるクリーンVo、
ゆったりと悲しげに鳴るピアノ等が絡む。
悲しく進んでいくトレモロと、
そこへ被さるピアノが良い味を出している。
悲しげなトレモロだけでも十分ツボなのだが、
どの曲にも顔を出すピアノがより悲しさを引き立ており、悶絶。
トレモロやドラムの音質等は、同じレーベルからリリースしている
Apocalyptic Fireに近い。Apocalyptic Fire+鬱+ピアノと言った感じか。
残念だった点を挙げるとすれば、1曲目の1:20秒で聴かれる音飛び。
じっくり悲しげなトレモロを聴いていると「ブッ」と入る。
そんなわけで、Apocalyptic Fire、Anhedonia、Totalselfhatred辺りの、
悲しげなメロディ溢れるブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。
フルアルバムが楽しみだ。