• Neige et Noirceur - Crépuscule Hivernal sans Fin sur les Terres de la Guerre(DemoV)

カナダ産ダークアンビエント/ブラックメタル、2009年Demo。
カナダのHypnotic Dirge Recordsより100枚CDRでリリース。


ジャリジャリシャリシャリした音質で暗く寒々しく、ミニマルに
掻き鳴らされるトレモロ・リフ、
ベチベチ2ビート・ミドル等を交え
ミニマル気味に鳴らされるドラム、
空間的に鳴らされる冷たく神秘的なキーボード、
ギャアギャアガナルVo、聖書朗読のようなSE、風SE等が絡む。


「Aux portes de la Crypte」は冷たいキーボードと
不気味な朗読SEが入ったダークアンビエント
「Crepuscule Hivernal sans fin sur les terres de la guerre」が
砂嵐音質で奏でられる寒々しいリフ・ギャアギャアVo、ドラム等が
入ったブラックメタル展開の間々に風のSEや冷たいキーボード等の
ダークアンビエントインストを混ぜ込んだブラックメタル曲、
「Hibernation」が神秘的で暗いキーボード、風のSE等が絡むダークアンビエント
と言った流れとなっている。
ブラックメタル曲は1曲のみだが、その曲は26分も続くため、物足りなさはない。


冷たく暗いミニマルリフとキーボード等が絡む展開は、
Darkspace+Trist(ger/3rd)とでも言えばよかろうか。
上に挙げたバンド同様、ダークアンビエントの入れ方が上手く、
非常に寒々しく良い感じ。


そんなわけで、DarkspaceやPaysage D'Hiver、Trist(ger)、
Spectral Lore、Borgne、Undimensional、Vhernen、
Vinterriketといった(ダーク)アンビエントブラックメタル
好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。