• Finnentum – Reveries

フィンランドブラックメタル、2009年作287枚LP。
写真はその中の100枚GreenLP盤。
ドイツのDeviant Recordsよりリリースされた。
HornaのShatraugが一人で頑張っている。


フィンランド産特有のズンズン、適度に哀愁トレモロ・リフ、
ドコドコミドル主体で進むドラム、
気だるげなクリーン気味Vo等が絡む。


前EPとほぼ同路線と言える、Hornaのミドルテンポや
改名前Blutschreiの頃を彷彿とさせるリフ、
若干ロック色のあるズンズン・薄ら哀愁リフ展開に、
クリーン気味Voを被せた作品となっている。
Shatraugは様々なバンドをやっているが、
気だるげなクリーンVoがこのバンドの個性と言えそうだ。
Horna(ミドル曲)やBlutschreiの作品に
ロック色を注入した感じとでも言えば良かろうか。


そんなわけで、前EPが好みであればもちろん、
気だるげクリーンVoに嫌悪感が無く、
HornaやBlutschrei、Sargeist、Korgonthurus等の
ズンズンミドル部分が好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。


ちなみに、中に入った歌詞カードには、
サングラスをかけ、スキンヘッドになった
素顔のShatraugが写っており、こちらも新鮮。