• (写真左から)Forgotten Land - Samhain - Autumn/Imbolc - Winter/Beltane - Spring

アメリカ産ダークアンビエント/ブラックメタル、2007-2008年作CDR。
本人がやっているDungeons Deep Recordsより各111枚リリース。


空間的で優しく柔らか・神秘的な音色を奏でるキーボード、
川のせせらぎ、鳥の鳴き声、風の音、虫の声等が絡む。


春は川の音、鳥の鳴き声等のSEと神秘的だがどこか温かみのある音を、
冬は寒々しい風のSEとそれと同じく冷たさの感じる音を、
秋は儚くメランコリックな雰囲気漂う音と枯葉が風に舞うかのようなSEが絡む。
目を瞑るとその季節季節の風景が頭に浮かんでくるかのようだ。
似た音を探すと、ドラムパートを排除したInnerless Skin on a Waterといった所か。
他にもVinterriketに温もりを与えた感じか。
ダークアンビエントと書いたが、あまりダークな雰囲気は見当たらない。


『Samhain - Autumn』収録「Tempest of a Gale」のみ
ブラックメタル音源となっており、ジリジリチリチリノイジーなリフに、
上記のような空間的・ヴァイオリン調キーボード、
単調な打込みドラムが絡み、こちらも素敵。
こちらは温かくしたNeige Et Noirceurといったところか。


そんなわけで、その辺りの(ダーク)アンビエント
ブラックメタル音源が好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。