• Drowning the Light - Ritual of Intolerance & Hatred

オーストラリア産プリミティブブラックメタル、2008年CDRと2006年CDR。
両方ともオーストラリアのAsgard Musikよりリリース。
(SabnackとのSplitに関しては、『Nine Years Nine Month』より)
Pestilential Shadowsのメンバーが絡んでいる。


ジャリジャリチリチリノイジーな音質で奏でられる
オールドスクールなズンズンリフ、寒々しいトレモロ
バタバタ2ビートやミドル等を絡め進む若干奥に引っ込んだドラム、
ギャアギャアガナルVo等が絡む。


リハーサル音源と言う事もあり、アトモスフェリックなキーボードは一切入っておらず、
ギター、ドラム、時折近すぎる生々しいガナリVoを絡めたRawなブラックメタルをやっている。
音質に関して言えば、彼の音源は大抵リハーサルレベルな音質でもあるが。
Satanic Warmasterのカヴァーを2曲入れており、
そこからも想像出来るとおり、Satanic Warmasterを彷彿とさせる作品となっている。
VoもNazgulを彷彿とさせるウギャウギャしたガナリ声で良い感じ。


そんなわけで、Satanic WarmasterやPestilential Shadows、Kill The Kristians、
Baal Gadrial、Nuclear Winter辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。

  • Drowning the Light/Sabnack – Split

前者はPestilential Shadowsのメンバーが、
後者は元Drowning the Light、Crimson Moon、Dethronedの
メンバーが絡んでいる。

  • Drowning the Light

寒々しく陰鬱なトレモロ・リフ、アルペジオ
ミドル主体で進むバタバタドラム、
ギャアギャアガナるVo、
靄のように被さるキーボード、
寂しげなキーボードインスト等が絡む。


Satanic Warmaster等を彷彿とさせるが、
こちらはアルペジオや陰鬱なトレモロ等が多めなため、
より鬱な雰囲気を醸し出している。
時折思い切り近くで叫ぶVoに驚かされ、Kriegを思い出した。

  • Sabnack

不穏なトレモロ、リフ、
ボトボト緩急をつけて進むドラム、
ギャアギャアガナルVo、
ミステリアスなキーボード等が絡む。


Crimson Moonのメンバーということもあり、
Crimson Moonを彷彿とさせる部分もあるものの、
こちらは全体的に暗く不気味な雰囲気に満ちている。