• Ashdautas - Where the Sun is Silent

アメリカ産プリミティブブラックメタル、2008年作。
アメリカのFull Moon Productionsよりリリース。


生々しくメロウ・陰鬱なトレモロアルペジオ等を奏でるギター、
ベコベコ緩急をつけて進むドラム、
「アギャアアー」と素敵にガナル・絶叫するVo等が絡む。


『Shadow Plays of Grief and Pain』と比べると、若干音圧が上がったか。
また、1曲25分(一応4つのパートにわかれている)という大作になっており、
展開も以前よりも練られている。
陰鬱な展開もあるのだが、同時にしっちゃかめっちゃかな雰囲気も感じられ、
独特のカオス空間が出来上がっている。
メロウでカオスな楽曲と言えば、オランダのDe Magia Veterumが思い浮かんだが、
こちらはそこへDevilish Eraのような陰鬱さを加えた感じとでも言えば良かろうか。


そんなわけで、Devilish Era辺りのブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。