• Woods Of Infinity - Hopplos Vantan

スウェーデンブラックメタル、2008年EP。
イギリスのSupernal Musicよりリリース。


悲しげ・儚げに奏でられるリフ、アコギ、
ベチベチミドル中心で叩かれるドラム、
スウェーデン語で嘆くようなガナリ、語るVo、
物悲しげなピアノ・オルガン風キーボード等が絡む。


最近の彼等の作品とほぼ同じ流れと言える、
物悲しげなブラックメタルに、アクの強めな
スウェーデン語Voが絡む展開となっている。
「Snar & Skare」「Taken」は完全なダークアンビエントインストとなっており、
これも不気味/神秘的雰囲気を醸し出していて良い感じ。


音は全体的に鬱系とも言えるのだが、Voは独特な歌い方であるし、
ジャケではメンバーが顔をくっつけ合って仲良く笑っているし、
相変わらず独自の世界を作り上げている。
音を聴いて頭に浮かんでくるのは、
妄想癖+薬物でハイになった人間が涎垂らしながら
エヘエヘしているイメージ。


オルガン風キーボードが被さって宗教的雰囲気が
感じられる「Backenvagen」「Karnevals」は特にお気に入り。


そんなわけで、『Frozen Nostalgia』、『Hamptjarn』が好みであれば、
本作も安心して楽しめるのではなかろうか。