• Impavida - Eerie Sceneries

ドイツ産鬱系ブラックメタル、2008年作。
ドイツのVanより350枚リリース。
Liam、Lantlosのメンバーが絡んでいるようだ。


ジリジリした音質で奏でられる陰鬱・物悲しいトレモロ・リフ、
時折2ビートも入るが、ボタボタと基本ミドルで進んでいくドラム、
悲しげにギャアギャアガナル・暗くブツブツと呟くVo、
陰鬱リフに被さる靄がかった・冷たく神秘的キーボード、
心音SE・暗い会話SE等が絡む。


陰鬱なトレモロとキーボードの絡みが、
冷たく陰鬱な空間を生み出しており、自分好みな音。
寂しく一人、霧の中を彷徨い歩いている感じだ。
この雰囲気は、同じくドイツのKaltetodや、
Kargvint辺りを彷彿とさせる。
上記バンドの暗さを強調した感じの音とでも言えば良かろうか。
アメリカのXasthurからの影響も強そうだ。


そんなわけで、KargvintやKargvint、Deathgate Arkanum辺りの
ドイツ産ブラックメタルやXasthur辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。