• Behexen / Satanic Warmaster - SPLIT

フィンランドブラックメタルによるSplit、2008年作。
フィンランドのHammer of Hateより。
前者はSargeistのメンバーが、
後者は元Horna、Gestapo 666、The True Werwolf、
Werewolf Recordsの中の人が絡んでいる。

  • Behexen

寒々しい・荘厳・オールドスクールトレモロ・リフ、ソロ、
緩急をつけてバタバタ進むドラム、
低め〜ギャアギャアガナリ等が絡む。


2曲収録されており、「Mouth of Leviathan」の方は、
低めのガナリ〜ギャアギャアガナリVoと
攻撃的な雰囲気のリフ、寒々しいトレモロを絡ませた
『My Soul For His Glory』を彷彿とさせる路線、
一方、「Where the Devil Spoke」はメロウで寒々しいトレモロ
緩急つけて進むドラム、ギャアギャア喚くVoが絡んだ、
Sargeistの1stを彷彿とさせる路線となっている。


前者は『My Soul For His Glory』が好みであれば間違いなく楽しめるだろうし、
後者もBehexenでは稀な路線と言えるものの、
フィンランド的寒々しいリフとギャアギャアVoが合っているので、
HornaやSatanic Warmaster、Sargeist等のフィンランド産ブラックが
好みであれば、楽しめそうだ。

  • Satanic Warmaster

ジャリジャリザラザラした音質で奏でられる寒々しくメロウなトレモロ
アコギ(The Burning Eyes of the Werewolf)、
ダカダカ緩急つけて進むドラム、
ギャアギャアガナルVo、時折被さるキーボード等が絡む。


「The Burning Eyes of the Werewolf」は
『Carelian Satanist Madness』や最近のEP等と同様の、
メロウで寒々しいブラック。
もう1曲は何と『Strength and Honour』収録
「The Burning Eyes of the Werewolf」のアコースティックバージョン。
アコギと若干後ろに引っ込み気味のドラム、
ギャアギャアガナルVoが絡み、『Strength and Honour』収録曲よりも、
(アコギの音色のせいもあってか)哀愁があるように感じられる。


どちらもベテランということもあり、安心して楽しめた。
不満を言うとすれば、2曲ずつという曲数の少なさか。