• Paria - VerminRace

ドイツ産ブラックメタル、2008年作。
LugubreやIgnis Uraniumのメンバー等が絡んでいるようだ。
ドイツのObscure Abhorrenceよりリリース。


哀愁・陰鬱・寒々しいトレモロリフ・アルペジオ
気だるげ・スラッシーリフ、緩急つけてパタパタ鳴るドラム、
中音域で力強く・苦しげにガナル・時折泣き気味Vo等が絡む。


基本は寒々しいトレモロを掻き鳴らして進んでいく
疾走感溢れたブラックメタルをやっている。
ドラムもパコパコと中々格好良いフレーズを
叩き出してくれて良い感じ。


若干Winterblutを彷彿とさせる気だるげリフ、陰鬱トレモロリフ、
ロックなソロが絡むアルバム中唯一の10分越曲「The Tenebrous Path」、
Azaghal、Dusken辺りを彷彿とさせる刻みリフ、
寒々しいトレモロリフを入れて格好良く疾走する
「Vermin Race」「Call Of The Serpent」「Flaming Tyranny」
「Acheronian Aeon」「Phallical Flagellation」、
陰鬱にゆったり進む「Into The Golden Empire」等々、
自分のツボに嵌る楽曲が詰まっていた。


Winterblut(あそこまで変な雰囲気ではない)辺りのブラックメタルから、
Grafenstein、Azaghal、Dusken辺りのブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。