• October Falls - The Womb Of Primordial Nature

フィンランド産フォーク/ブラックメタル、2008年作。
本作は、『The Streams of the End』のように全編ブラックメタル作品。


涙腺を刺激する物悲しく儚いトレモロ・リフ、寂しげなアコギ、
2ビート、ミドル等を交えて叩かれるドラム、
中音域でガナリ喚くVo、
木の葉が風に揺られているかのようなSE、雷鳴SE等が絡む。


物悲しいトレモロ・リフにアコギが絡めば、これが涙腺を刺激しないはずがない。
というわけで、非常に自分好みな叙情的作品となっている。
EmpyriumにDrudkh(Blood In Our Wells)を混ぜ込んだ感じとでも言えば良かろうか。
The Streams of the Endよりも長めの作りだが、
Drudkh的リフが聴かれるスロー・ミドルパートと、
哀愁漂うアコギ展開が交互に混ざり、飽きずに聴きとおすことが出来る。


そんなわけで、Drudkh(特に『Blood In Our Wells』)や
Klabautamann、Ulver1st辺りが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。