• Vortex of End - In Satan and Plutonium We Trust

フランス産ブラックメタル、2007年作500枚。
フランスのArs Funebris Records/ Ahriman Recordsよりリリースされた。


デス・スラッシュ的ズンズンノリノリリフ、
ブラックメタル的邪悪・荘厳トレモロ・リフ、
バタバタ緩急つけて進むドラム、
ギャアギャア喚くVo等が絡む。


音圧等迫力は『Fanatik Spiritual Devotion』程ではないが、
本作もデス/スラッシュ的なノリとブラック的邪悪・不穏さを
兼ね備えた作品となっている。
全体的に『Fanatik Spiritual Devotion』よりもスラッシュ色が強い印象。
特に「Nekrogoat Domination」や「Nunwhore Bondage Kommando」は
スラッシュ的なノリが強い楽曲なのだが、
ブラストと2Bassノリノリミドルを絡ませたドラムに、
自然と体が縦ノリになるノリノリリフが非常に良い塩梅。
「Total Nekrosluts Pussy's Desekration」ではゲロも吐いてくれちゃって素敵


音を例えるならば
Aosoth(Antaeusに置き換えてもいい)+Ammit+ Axis Of Advance
とでも言ったところだろうか。


そんなわけで、上記のような(暑苦しい)バンドが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。