• Les Chants de Nihil - Les Six Lecons

フランス産ブラックメタル、2008年作。
フランスのDernier BastionよりTapeで200本リリース。


哀愁・悲愴感漂うトレモロアルペジオ、リフ、
悲しげなソロ、ドンドンベチベチ進む打込みドラム、
中音域でガナルVo等が絡む。


Pagan Blackとmetal-archivesには書いてあったのだが、
音はペイガン臭はまったくせず、鬱系ブラックな音を出している。
哀愁漂うトレモロが絡む「Rouge comme tes Levres」は、
Angantyr辺りをも彷彿とさせる。
ジャケが変態的だったので、
もう少し捻くれた音を出すバンドかと想像していたのだが、
予想に反し、真っ当な鬱系リフを奏でており、なかなか。


全体的に哀愁トレモロアルペジオが絡んだブラックメタル
やっているので、AngantyrやAngra Mainyu、Licht Erlischt辺りの
鬱系ブラックメタルが好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか。