• Feigur - I, Pestilence

フランス産鬱系ブラックメタル、2008年作。
フランスのOccultum Productionsより、
リストカット用カミソリを同封し111枚CDRとしてリリースされたもの。


陰鬱・悲愴感漂うトレモロアルペジオ・リフ、
アコギ、ゆっくりと進むドラム、
粘っこいギャアギャアガナリ喚き・泣き絶叫Vo、
うっすらと被さるキーボード等が絡む。


鬱系ということで、明るい・破壊的リフは一切なく
ひたすら悲しく、陰鬱なブラックメタルをやっている。
特に最終曲「The Suicidal Perfection」の
悲しいトレモロ満載楽曲といったら。
個人的な要望としては、「My Return to Ashes」で聴けるような
アコギを、もっと他の楽曲内にも絡めて欲しかった。


似た音を出すバンドを探すとすれば、
同じフランスのDefaillance、ドイツのLicht Erlischt、
オーストラリアのAustere辺りだろうか。


そんなわけで、その辺りの鬱系ブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるであろう一枚。