• Ad Hominem - Theory 0

フランス産NSブラックメタル、2008年EP。


ザラザラノイジーな音質で奏でられる
寒々しいトレモロ・荒々しいズンズンリフ、メタルなソロ、
地響きのような2Bassを聴かせる緩急ついたドラム、
ギャアギャアグアグアガナるVo、インダストリアルな機械音等が絡む。


新曲は、A New Race for a New Worldや
Planet Zog辺りに通じるものがある。
ただ、若干インダストリアルな展開も絡めているが。
『Climax of Hatred』のようなファスト展開は控えめ。


Ulverのカヴァー(Wolf and the Devil)は音質が原曲より良すぎるため、
一瞬何だかわからなかったが、改めて聴くと、
寒々しさ・メロウなソロが忠実に再現されている。


『Achtung!』 のindustrial remixは、
ノイズや機械のぶつかる様な音、4打ビート等が
ブラックメタルVo、ギターと絡み、
AborymやDodheimsgardの『666 International』辺りを彷彿とさせる、
インダストリアル・テクノ+ブラックメタルな楽曲となっている。


Planet Zog - The End+ A New Race for a New World
インダストリアルな展開を想像し、
食指が動けば本作も楽しめるのではなかろうか。