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- Smorzando - Smrad
スイス産鬱系ブラックメタル、2008年200本Tape。
イタリアのMidwinter Recordsよりリリース。
ジャラザラノイジーな音質で奏でられる
陰鬱で悲しげなトレモロリフ、
キーボードのようにも聴こえる透き通った音色の神秘的リフ、
ボコボコスロー・ミドル中心で進むドラム、
ギャアギャアガナル〜泣き叫び絶叫Vo等が絡む。
ColdworldやAngra Mainyu、Kargvint辺りの
ドイツ鬱ブラック勢を彷彿とさせる、
物悲しさ溢れるブラックメタルをやっている。
上記バンドと比べると、音質がかなり劣悪ではあるが、
メランコリックなトレモロが非常に耳を引く。
特に、一曲目のノイジーなリフの後ろで鳴り響く、
浮遊感のある神秘的リフは、非常に気に入っている。
Burzumのキーボード部分をギターで表しているようにも聴こえる。
音を例えるならば、
ColdworldやAngra Mainyu、Kargvintのメロディ+Paysage d'Hiverの音質
と言ったところだろうか。
そんなわけで、ColdworldやAngra Mainyu、Kargvint辺りの
ドイツブラックメタルが好みであれば、
本作も楽しめるのであろう作品。