• Absurd - Der Funfzehnjahrige Krieg

ドイツ産NSブラックメタル、2007年作。
過去音源の録り直し(+新曲が4曲)とのこと。


ペイガン・勇ましいリフ・ソロ、パンクなリフ、
ミドルテンポ主体だが時折ブラストもするドラム、
ギャアギャアドイツ語でやけくそ気味に喚くVo、
勇ましい・抜けたクリーンVo等が絡む。


Totenlieder以降の良好な音質に変化し、
且つ演奏も『Facta Loquuntur』辺りの頃と比較すると
大分上手く、まとまりが出ている気がする。
さらに最近の作風でも聴かれる(臭めの)ペイガン・パンクなソロを
時折入れる・スピードアップしている等で、
初期の劣悪音質を聴いた後では、別物にすら聴こえてくる。
(Asgardsrei等はスピードアップしており、初めに聴いた時は何だかわからなかった。
また、Colours Of Autumnは、音質向上した所為もあってか、より臭く、
青春パンクな雰囲気が漂っている。)
クリーンVoも、上手いか下手かと言えば下手なのだが、
Facta Loquuntur』の頃よりはまともになっている印象。


そんなわけで、Totenlieder以降の作品が好みの方でも楽しめそうな一枚。


ちなみに新曲の方も、最近の作品の流れを汲む、
臭めな楽曲となっている。(1曲はインストだが)