• Skitliv - Amfetamin

ノルウェーDoom/ノイズ/ブラックメタル、2008年作。
イギリスのノイズ系レーベルCold Springより。
元MayhemのManiac(Vo、G)、ShiningのKvarforth(G)、
元(初期)Shining、(2nd)Forgotten TombのWedebrand(Dr)等、
豪華メンバーが絡んでいる。


ゆったりと暗く気の滅入る・ドゥーミィーリフ、
スロー中心で生々しく叩かれるドラム(Wedebrandのドラムは、鳴りが良い)、
ゆっくりと吐き出されるノイジーな喚き(Chimeraに近い)・語り・咆哮Vo等が絡む。


スタジオ音源2曲、ライブ音源6曲収録されているのだが、
全体的にShiningやBergravenのような陰鬱な音源を、
Doomよりにした感じとでも言えば良かろうか。
スタジオ音源は若干ノイズな展開が聴けるが、
ライブでは、Doomなノリを重視しているようだ(音源を聴く限り)。


ManiacのVoは、Mayhem時のギャアギャア声はあまり出しておらず、
それを期待していると肩透かしだろうが、
暗い語り、気だるげなガナリ等を効果的に使い分けており、
Doomな雰囲気漂う楽曲に合っている。


そんなわけで、BergravenやNex等が好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。