• Mutiilation - Sorrow Galaxies

フランス産ブラックメタル、2007年作。


寒々しく適度に哀愁、
そしてフランス的美しさも感じられるトレモロ・リフ、
緩急をつけてボカボカ進む生ドラム、
前作と同様、Attila辺りを彷彿とさせる呪詛・ギャアギャアVo等が絡む。


全ての曲が10分近い大作となり、展開が今までよりも多様になったか。
ギターリフも、メロウに感じられる部分が増え、
今までの作品の中でも一番聴きやすいのではなかろうか。
(といっても、初めて触れる方にはやはり聴きにくいのかもしれないが)
今まで同様、不穏でおどろおどろしい展開もしっかりあるので、その辺はご安心を。
Majestas Leprosus+Rattenkonigを合わせ、
フランス的耽美なリフを若干取り入れた感じとでも言えばよいか。


そんなわけで、呪詛Voに変化してからのMeyhna'chが好みであれば、
本作も楽しめるのではなかろうか。