■
- Todtgelichter - Schemen
ドイツ産ブラックメタル、2007年作。
ドイツ的ともいえる哀愁をともなったメロウなトレモロ・リフ、
アコギ、緩急をつけてドカドカ叩かれるドラム、
泣きそうな絶叫Vo等が絡む。
前作よりも音質がよくなり、悲しさとメロウさを伴った
雰囲気がより強く出た作品と言えようか。
Funeral Procession+Dark FortressのSeanceと
言ったところだろうか。
また、アルバム最後の曲となるBeginn Des Endesでは、
スローミドルで悲しげに進む展開に、
女性のクリーンVoが絡ませる楽曲をやっており、
これもブラックメタル声は一切無いが、いい感じ。
そんなわけで、Funeral ProcessionやDark Fortress辺りの
ドイツ産ブラックメタルが好みであれば、
本作もツボにはまるのではなかろうか。