久しぶりに古いWu-Tangを引っ張り出す。

ENTER THE WU-TANG

ENTER THE WU-TANG

New YorkはStaten Islandの少林寺馬鹿グループHipHop1st。
泥臭く不穏でカンフーなサウンドに、
アクの強いメンバー等のラップが絡む。
このグループ、声(キャラも)が一人一人個性的なので、
聴いていても誰がラップしているのかすぐ分るところも強み。


擦りが良いアクセントになっているShame On A Nigga、
不穏なピアノ上物が素敵なWu-Tang 7th Chamber、
切れのあるスクラッチとメンバーの流れるようなラップが
絡む攻撃的なDa Mystery Of Chessboxin'、
カンフーなSEを絡めた個人的クラシックWu-Tang Clan Ain't Nothing Ta Fuck Wit'、
Charmells使いでメランコリックに進むC,R.E.A.M、
Ol' Dirty Bastard(故人)〜Ghostface〜RZA〜GZAへと繋げられる部分では
未だに鳥肌が立つProtect Ya Neck、悲愴感漂う(リリック含め)Tearz等々、、、


そんなわけで捨て曲無しなアルバム。

Ithyphallic

Ithyphallic

アメリカ産中近東ブルタルデス、2007年作。


いつもどおり重く中近東なトレモロリフ・ソロ、
疾走時は馬鹿っ速いドラム、
グォグォ低音デスVo、中近東風キーボード等が絡む。


疾走だけでなく、中近東メロディを絡めながらスローテンポで進む事もあり、
飽きさせない作りとなっている。


前作、Annihilation of the Wickedよりも、
ドラムの音がよく聞えるようになったことは、
個人的に嬉しい限り。
まあ、一番好みだった音質、In Their Darkened Shrines程では無いのだが。


そんなわけで、前作が好みだった方は、本作も間違いなくツボに嵌るだろう。