• Kargvint/Klage - Split

両者ドイツ産ブラックメタル、2006年作。
Eternity Recordsより500枚リリースされた。

  • Kargvint

ザラザラした音質で奏でられる哀愁漂う寒々しいトレモロリフ、
悲しげなリフ・アルペジオ
時折ブラストもするものの、基本スローミドルで進んでいくドラム、
ギャアギャアドイツ語でガナリ喚くVo、
うっすらと被さるキーボード等が絡む。

  • Klage

ジリジリ・ザラザラ音質で奏でられる哀愁トレモロ
良い音を鳴らしながら基本ミドル・スローで進むドラム、
中音域でガナリ、時折暗いクリーンVoも絡めるドイツ語Vo、
靄がかった雰囲気を持つキーボード等が絡む。


どちらもドイツ的陰鬱・もの悲しさを伴った楽曲となっている。
Klageは、同じく2006年にリリースされた1st「Dystopias Wiege」よりも、
音質が粗めだが、相変わらずの陰鬱さで素敵。
前者はAngra Mainyuを、後者は一昨日も書いたが、
Kaltetod辺りを彷彿とさせる。


そんなわけで、その辺りのドイツ産ブラックメタルが好みであれば、
本作もツボに嵌るのでは無かろうか。