• Rotting Christ - Theogonia

ギリシア産ブラック/ゴシックメタル、2007年作。
自分は最近の作品+Passage To Arcturoしか所有していないが(1st〜5thまで未所持)、
音楽性が時期によって異なっているギリシア産ベテランバンドの新譜。


ロディアスで美しいトレモロ・リフ・ソロ、時折呪術調のリフ、
緩急をつけてバシバシ叩くドラム、
ギリシア語を交えながらガナリ喚くVo、呪文を唱えるかのようなクリーンVo、
女性Vo、シンフォニックなキーボード等が絡む。


Kawirをよりシンフォニックに、メロディアスにした感じとでも言えば良かろうか。
ギリシア語とギリシア訛り(?)にも聞える英語を交えながら、
独特な声で歌い上げるVoがなかなか癖になる。
楽曲もメロディアスで、適度に中近東風展開や勢いあるリフ等も絡めたりと、
飽きさせない作り。前作よりも、ブラックメタル寄りになったかもしれない。


そんなわけで、その辺りのメロディアスなブラックメタル
好みであれば、本作は楽しめるのではなかろうか。